(133)第二の仲間

聖婚について、この他に次の三つの点をあなたは心に覚えておいてください。

(1)クリスチャンは教会で結婚しなければなりません。結婚は役所やその他どんな所でもできます。しかし、それでは、教会を通して与えられる神様の祝福を受けられません。

(2)祈祷書の最後のルブリックをよく見てください。聖餐が続いています。できれば引き続き聖餐式を行ってもらってください。聖婚式の聖餐は美しいものです。夫婦が最初に行うことは、共に祭壇に歩いて行ってひざまずき、この祝福されたサクラメント(聖餐式)の中で私たちの主を受けることです。そうするとヨハネによる福音書2章の出来事が実現します。私はあなたの結婚式もそうあってほしいのです。

(3)ふたりは自由な意志と選択でお互いを『良い時も悪い時も、富んだ時も貧しい時も、病気の時も健康な時も、死がふたりを分けるまで』守り合います。これは、『生きている限り二人はひとつだ。』ということです。もしかしたら、彼らは別れて住むかもしれません。これは悲しいことですが、罪ではありません。しかし、もし一方が、相手が生きている間にまた結婚したら、それは重婚という大きな罪です。『神が合わされた者を人は離してならない』からです(132)。教会の信仰的な会員には、離婚はなくて、死があるだけです。この絵の男の人は、妻を亡くしました。こんな人の場合は、結婚してもいいのです(マルコ1O章11〜12節)。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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