(115)やかんを置きなさい

悔い改めの第三の部分は、第一が起こったあとの第二のように当然の結果です。もしあなたが本当に悲しく思うなら、罪を言うことだけでは安心しないでしょう。あなたは、全力で罪を修正しなければなりません。あなたの習慣や生き方を修正するのです。ですから、あなたは、この個人懺悔のサクラメントを通して与えられた神様からの赦し、免罪を受けたあとは、同じ罪を犯してはいけません。『あなたは明日もチョコレートケーキを盗むつもりなの?』『はい、おかあさん。』あなたは、お母さんがこんな子供を赦すと思いますか。この絵の女の子を見てください。こんな穴のあいたやかんで水道の蛇口とコンロの間を行ったり来たりされたのではたまったものではありません。やかんを置いて修理しなければみんなが困ってしまいます。

私たちは四つの方法で罪を犯します。思い、言葉、行い、怠り(しないでほっておくことです)。悪い本を読んで、まちがった考えを起こしているなら、あなたは少なくとも個人懺悔のあとは、もし本当に悪いと思っているのなら、それを読まないようにすべきです。

もしあなたに何か悪い習慣がついているのなら、今、その習慣から全力で抜け出さなければなりません。あなたには、誘惑する、良くない友人がいますか。改心のためには、もう彼らと一緒に行動しないことです。告白の内容が、あなたが朝の祈りをしなかったことなら、理由は、あなたが寒い朝、暖かいベッドを愛しているからでしょう。明日以降は、目を覚ましたら、直ぐに祈りの時間を持ちなさい。

真実の悔い改めには、痛悔がいちばん大切です。しかし、三つすべてが揃わなければなりません。神様は私たちすべてをお赦しになれる方だから、あなたは心を入れかえて習慣を修正することが、痛悔や告白と同様になければなりません。これは難しいことのように聞こえますか。そうです、この世にいる限りいつもそうです。私たちは三つの強い敵と戦わなければなりません(10,11,12)。しかし、神様は常に私たちを赦すために待っていてくださいます(ルカ15章7節)。私たちが後悔するのを助けてくださいますし、それに、神様の恵みは三つの敵よりも強いのです(Uコリント12章9節)。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

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