(51)優先すべきこと

第一の戒めは『あなたはわたしのほかに、何ものをも神としてはならない』です。そして、神様に対する私たちの義務は、私の心と意志と霊魂と力のすべてをつくして、神様を信じ、神様を畏れ、そして神様を愛することです。これを簡単な言葉で言い換えると『私は日常のすべて、あらゆることの初めに神様を置く義務がある(50)』あるいは、もっと短く『私は神様を愛する義務がある』ということです。

神様が最初に十戒を与えられた(出エジプト記20章)イスラエル人たちは、神様の選ばれた民族でしたから、神様を愛し、唯一の神様だけを崇拝するということで、他の民族の信仰とはだいぶ違っていました。他の民族の人々は、多くの神や女神(たとえば太陽の神、海の神、収穫の神、川の神、死の神、など)の絵を描き、偶像を作っていました。男や女の形だったり、また時には動物や鳥のような形でした。博物館に行って見てください。これらの石や木の像の前で、彼らは礼拝していました。この絵のコックさんのような奇妙な帽子をかぶった男は、エジプトの神アメンです。アメンはすべての神と女神の父と言われていました。しかし、神様の最初の戒めは、『これらはすべてまちがった神であって、自分だけが唯一の真の神である。』という意味です。

現代では、人々はアメンを礼拝しません。しかし、人々が新製品の黒ビールを好きになる、ということはあるでしょう。賭け事のカード、美しい服、ゲーム、音楽、睡眠、それらを他のものよりも、より大切にする人はいるでしょう。もし彼らがそうするなら、それはまちがった神を作っているのであって、第一の戒めを破ることになります。 パプヘ飲みに行ったり、きれいな服を着たり、ゲームやダンスに熱中するのがまちがいなのではありません。あなたが、これらすべてを適切な位置に保って、神様を第一にし、神様をあなたのすべてで愛することです。心と意志と霊魂と力でです。

(H.A.ウィルソン著「チョークと子供たち」より)

楽しい問答会